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ネットで探したコーチに師事 有村智恵が使った“検索ワード”は?

埼玉県の武蔵丘GCで30日(金)に開幕した「樋口久子 Pontaレディス」初日。米国でのシーズンを終え、国内ツアーにスポット参戦している有村智恵は1バーディ、4ボギーの「75」で、通算3オーバーの58位と出遅れた。

かつては3年連続トップ3の実績もある好相性コースだが、ショットにピンを攻める精度を欠き、スコアメークに苦しんだ。米ツアー下部のシメトラツアーで年間賞金ランク10位以内に与えられるレギュラーツアーの賞金シードを獲得できずに帰国。「波がある」と振り返る今シーズンを象徴するような第1ラウンドだった。

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米国へ渡ってから、それまで最大の武器としていたショットに輝きを失った。孤独な下部ツアー転戦を続けながら、調子が良かった頃のスイングイメージを取り戻そうともがいたシーズン。考えた末の結果が、プロになって初ともいえるコーチ探しだったという。

米国を主戦場とする日々で、頼りにしたのがインターネット検索。「スイングタイプが似ている」と、以前からスイングイメージや小技の技術を研究していた元世界ランク1位の男子プロ、ルーク・ドナルド(イングランド)の名を検索ワードとして打ち込み、今年の春にドナルドが師事している米国人コーチのパット・ゴス氏を探し当てた。

コーチ探しに時間はかからなかったが、引き受けてもらうまでは一筋縄ではいかなかった。まずはゴス氏が所属するアカデミーにメールで連絡。返信さえもらえない空振りにもめげず、指導を熱望するメールを何度も送り、6月からようやく指導を受けられるようになったという。

「グリップから、アドレス、(パットの)ラインストロークからスタートした。(指導を受けて)自分がこうしたいというイメージに合致した。イメージがなにも見えていない時が一番しんどかった。今はやることが見えてきたから、精神的に落ち着いてプレーできている」。

すぐに結果には現れなくても手ごたえがある。ゴス氏が所属するアカデミーのあるシカゴには、試合の合間に足を運んだり、スイング動画を送ってアドバイスをもらったりし、復調の足掛かりを確かなものにしようとあがいている。

米国下部ツアーからの昇格に失敗した現在、国内ツアーでも2012年「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の優勝で得た3年シードが今季いっぱいで終了しようとしているが、「まだ日本に戻るべきタイミングではない」が有村の決断だ。

来季の米ツアー出場権へ、ラストチャンスとなるQスクール(11月30日~、LPGAインターナショナル、フロリダ州)を目標に、あすの大会2日目も集中力を緩めることはない。(埼玉県飯能市/糸井順子)

関連リンク

2015年 樋口久子 Pontaレディス



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