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「このままでは終われない」元賞金女王・森田理香子の意地

千葉県の東急セブンハンドレッドCで開催されている「富士通レディース」2日目、36位から出た森田理香子が6バーディ、1ボギーの「67」でプレーして、通算2アンダーの6位タイに大きく順位を上げてきた。

小雨が降る中、午前7時35分の第1組でスタート。2番でティショットをガードバンカーに入れるが、8Iでピンそば1.5mにつけてバーディが先行。続く4番をボギーとしたが、5番で2m、7番(パー5)ではティショットをラフに入れながらも「ピンは狙えないけど、打てるくらい芝の短いところ」とラッキーも手伝って、第3打を3mに絡めてバーディとした。

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この日もっとも満足度が高かったのはパッティング。「バーディも獲れているし、パーセーブもできている。それに入れたいパットも入っている」。後半の14番では約10mのロングパットを沈めるなど、9月の「マンシングウェアレディース東海クラシック」初日以来、9ラウンドぶりの60台をマークした。

出場選手が限定される最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」を除いて、今季は今週を含めて残り6戦。今季優勝者と、賞金ランク25位以内に付与される最終戦は、森田が所属契約を結ぶホステス大会でもある。だが、今季は未勝利、前週までの賞金ランクは26位と出場が危ぶまれる状況だ。

そんな状況にも「やることは決まっている」と、自身に与えられている課題克服に100%の力を注ぐだけ。手探りの状況で試合をこなすのではなく、明確な目標を据えて試合に臨んでいるという。明言は避けたが、まずは最終戦への出場を確定させることが目標のひとつでもありそうだ。

「このままでは終わりたくない。ショットもそう、身体のことも一生懸命にやるだけ。これから先、長い目で見て良い選手になれるように努力を続けたい」。2013年の賞金女王には揺るがない強さと意地がある。(千葉市緑区/糸井順子)

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