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韓国のMERS感染拡大でイ・ボミら日本ツアー選手にも影響

韓国に突如沸いた新型感染症「MERS(中東呼吸器症候群)」が、国内女子ツアーでプレーする韓国人選手を震撼させている。明日18日(金)、千葉県の袖ヶ浦CC新袖Cで開催される「ニチレイレディス」のプロアマトーナメント出場した賞金ランクトップのイ・ボミもそのひとりだ。

権利を持つ海外メジャーへの出場を見送る考えのボミは、今週の「ニチレイー」、来週の「アース・モンダミンカップ」に出場後、2週間の休暇を予定している。これまでのボミは、オープンウィークには韓国の実家に帰省し、身体を休めることが多かったが、今回の“夏季休暇”はMERSの影響を懸念し、大幅に予定を変える可能性があるという。

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「今回の休みは帰省を迷っている。(MERSに感染してしまうのが)やっぱり怖い。若い人は比較的感染しにくいというけど、お母さんのことも心配だし」。母・ファジャさんはこれまで、日本と韓国を行き来しながら応援してくれていたが、MERSの感染拡大が明らかになってから、ボミが健康を案じ、日本で拠点としている神戸の家に呼び寄せている。

「日本でゆっくりすると言っても、なんだかいつもと違う感じだし・・・。無理を強いて帰国しても、感染は大邱=テグまで広がっているというし・・・」と心配は尽きない。

報道などによると、現状は死者20人、感染者160人以上。ワクチンや治療薬はなく、致死率は約40%。韓国政府は、感染がさらに拡大の可能性もあるとして、注意を呼び掛けている。日本に伝わってきている以上に、韓国国内は騒然としており、帰国するにしても「外出を控える」と話している選手もいるようだ。(千葉市若葉区/糸井順子)

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