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“爆稼ぎ”のフォン・シャンシャン 崩れても賞金ゲットの実力

メジャー並みの高額賞金(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)を争う国内女子「ほけんの窓口レディース」2日目。9位から出たフォン・シャンシャン(中国)は、1バーディ、3ボギー2ダブルボギーの「78」と崩れたものの、通算5オーバーの32位できっちり予選通過を果たし、賞金を確保した。

国内女子ツアー参戦は、今年3月の「PRGRレディス」以来2カ月ぶりだ。主戦場とする米ツアーでは今季ここまで7戦に出場し5度のトップテン入り。さらに、先週は地元中国で開催された欧州女子ツアー「ビュイック選手権」で6打差をつけて圧勝し、好調のまま福岡に乗り込んできた。

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「2週連続優勝は過去に経験がない。翌週は意外と(成績が)落ち込んだりする」と開幕前日の予言めいた言葉通り、首位とは10打差に開いてしまった。「1年間試合を続けて行く中ではこういう日もある。きょうはアンラッキーもあったし、すべてが噛み合わなかった」とは言うものの、やすやすと予選落ちしないところが世界ランク4位たるゆえんだろう。

2007年に米女子ファイナルクオリファイ(QT)を9位で通過して、プロ転向。以来、米女子ツアーを主戦場とする傍ら、2010年には日本ツアーのQTも2位で通過し、11年シーズンからスポット参戦するようになった。参戦2戦目だった同年8月の「meijiカップ」で、あっさりとツアー初優勝を飾ると、その年に2勝。メジャーの「ウェグマンズLPGA選手権」で米ツアー初優勝を飾った2012年には、日本でもメジャーの「日本女子オープン」を含む3勝を挙げ、その名を知らしめた。

ちなみに、昨シーズンの日本ツアーへの参戦はたった2試合だったが、いずれも高額賞金大会の今大会とメジャーの「ワールドレディスサロンパスカップ」で、どちらも2位に入り、賞金シード圏内に相当する約2004万円を“効率よく”稼ぎ出す実力を見せつけている。

フォンがこれまでに米国ツアーで積み上げた賞金は576万7500ドル余り(約6億8800万円)。これに日本ツアーの生涯獲得賞金約1億9300万円を加えると、為替を考慮に入れていない計算ながら8億8000万円以上を稼いでいることになる(実際には欧州ツアーなどでも優勝しているため、これ以上)。プロの試合には2008年から出場しだしたため、ペースでいえば、年間1億2000万円以上だ。

「賞金の使い途? 年老いてまでプレーヤーでいるつもりはない。だから今、現役選手として戦っている間に、少しでも多くの賞金を稼いでおきたい。そして引退したあとは、中国でのゴルフの発展のため、中国女子プロゴルフ協会のために使ったり、アカデミーを設立したり・・・」と将来のプランを明かした。

今年2月、旧正月の「春節」連休を利用して、中国人観光客が多数訪れ、都内の家電量販店や、有名デパートやブランド店で何百万円ものお金を落とす消費行動 “爆買い”が話題になった。趣味はショッピングというフォンも、「もちろん!大好きな買い物もするわよ」と、時間が空けばコース近くのショッピングセンターへ足を運ぶ。

日本では、友人らに頼まれるという日本の化粧品ブランドの日焼け止め(高いものでは3000円?)をまとめ買いすることが多いとか・・・。(福岡市東区/糸井順子)

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2015年 ほけんの窓口レディース



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