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ケガを押して出場する上田桃子 大先輩の言葉への思い

2015/05/14 18:47

この日は時折笑顔も見えたが・・・負傷を抱 この日は時折笑顔も見えたが・・・負傷を抱えながら今週も強行出場する上田桃子

今季は、シーズン序盤に初優勝者が誕生するなど実力伯仲の戦いが続く国内女子ツアー。11戦目となる「ほけんの窓口レディース」が15日(金)、福岡県の福岡CC和白コースで開幕する。前週の国内女子メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」を2位で終えた上田桃子が、右足親指の爪がはがれかける負傷を抱えながらも、今週も休まず出場する。

「先週の(フラットな)コースとは打って変わり、アンジュレーション、アップダウンが厳しく(足への)負担は大きい」。手負いの状況では基礎トレーニングもままならず、体力低下も否めない状況だ。負傷部分をかばうスイングは、身体の至るところに歪(ひず)みを生む。そのため、入念な身体のケアで乗りきろうという構えだ。

こうした状況にも関わらず、上田が試合に出続けようとするのは、大先輩である岡本綾子にかつて言われた言葉「そう簡単に棄権してはいけない」――が心の中にあるからだ。

自身の状態が悪いときこそ、自分の本質が出る。「さまざまな状況を『想定内』に置く」ことをしながら、試合に臨むのがプロとしての心構えだ。上田はそう解釈するとともに、今季優勝まであと一歩届かない理由もそこにあると分析している。ケガを「想定内」ととらえ、それを前提とした戦い方で臨むつもりだ。

昨年はこの大会で9位に入り、シーズン初めてのトップ10フィニッシュを果たすと、以降2勝を飾る快進撃につなげた。

今季はここまで7戦に出場し、トップ10フィニッシュを逃したのは、4月の「ヤマハレディースオープン葛城」の18位だけだ。獲得賞金総額は現在5位につけ、最新の世界ランキンでは53位に浮上し、日本勢最上位に立った。

この上々の“結果”にも、決して満足感を得ることはない。「勝ちたい。そこを目指す上で、何が足りないのかを知る1週間にしたい」。届きそうで届かない通算12勝目(特別公認試合の「ミズノクラシック」含む)を前に、上田は練習グリーンでボールを転がし続けた。(福岡市東区/糸井順子)


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