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初優勝狙う藤田光里 続く上位争いが支える自信

川奈特有の強い風が吹き荒れた初日から一転、穏やかの風の下スタートした「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。10位から出た藤田光里が4バーディ1ボギーの「69」で回り通算4アンダー、首位と3打差の3位タイに浮上し、初優勝に向け大きなチャンスをつかんだ。

この日は5番、打ち下ろしのパー5で残り230ydの第2打を2オンさせ、7mのイーグルパットこそ外したものの、バーディを先行。続く6番(パー3)をボギーとした後はパーを重ね、前半を折り返した。後半の11番(パー3)では、137ydを9Iで放ち、ホールインワンを期待させるピン筋で15cmにピタリ。さらに14番でも残り92ydを50cmにつける正確なショットでスコアを伸ばした。

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初日の「31」から「28」に抑えたパッティングも、後押し。「距離感が、練習ラウンド、初日より徐々に合ってきた」と、2m前後のパットを確実に沈める安定感が際立った。

初日「71」、2日目「69」のストローク数は、昨年と同じスコアだ。「(昨年は)風が強くてあきらめてしまった」と、最終日を「77」とし、風を克服するレベルまで気持ちを引き上げられなかったことを悔いた。だが今年は、今季ここまで7戦に出場し、直近2試合の「スタジオアリス女子オープン」で2位、「KKT杯バンテリンレディスオープン」で4位という実績とともに自信もついた。

「上位で戦えば緊張していたけど、最近ではプレー自体に影響がなくなった」と、自身も認める強さを実感。「今年こそ最終日まで、赤字(アンダーパー)で回りたい」。その目標の先には、手にしたい“初優勝”が待っている。(静岡県伊東市/糸井順子)

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2015年 フジサンケイレディスクラシック



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