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「成長していると思う」 渡邉彩香の進化が詰まった通算2勝目

2015/04/05 19:17

安定した1Wが逆転優勝の起点に。渡邉彩香にとって大きな価値を持つ1勝となった

ツアー屈指のパワーヒッターが、進化を実感した4日間だった。国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の最終日。首位と5打差でスタートした渡邉彩香が7バーディ、2ボギー、この日のベストスコア「67」をマーク。通算7アンダーに伸ばし、地元・静岡県で今季初優勝を逆転で飾った。

ティショットの狙いどころが狭い葛城GCの攻略に向け、最優先させたのは飛距離よりもフェアウェイキープ。今週は、1Wを「6から7割ぐらいの力」で抑えて打つ、方向性を優先させたショットを多用した。危なげないコースマネジメントの起点となり、2日目にはただ1人、ノーボギーでラウンド(2バーディ)。最終日のサンデーバックナインも無傷の3バーディにまとめてみせた。

オフにスイング改造に取り組んだものの、今季序盤はフェードからストレート系になった弾道が安定せず、開幕戦からまさかの3試合連続予選落ち。転機は、前年覇者として迎えた前週「アクサレディス」だった。プロアマを一緒にプレーした樋口久子・LPGA相談役から、無意識に左に向いていたアドレスを指摘されてから安定性が増し、「自信を持って振れるようになり、よく飛ぶようになった」という。今週はパワーを抑えても「10yd落ちた程度で、260ydくらい」と、フルスイングと遜色のない数字。ランが出にくい雨中のラウンドで、渡邉ならではのビッグキャリーは大きなアドバンテージとなった。

優勝を決定づけた最終18番(パー5)のバーディフィニッシュも、渡邉の進化が凝縮されていた。

ティショットを1Wで手堅くフェアウェイセンターに運ぶと、2打目は3Wで抑え気味に打ち、残り63yd地点に刻む。「今週は60から80ydの距離をたくさん練習してきた」と迷いなくSWを振り抜いた3打目は、ピン右1.5mにピタリ。事実上のウィニングパットを沈め、力強くガッツポーズを作った。

「去年は良い成績を残せていなかった地元で勝ててすごく嬉しい。優勝できて、成長しているんだなと思います」。ツアーでも有数の難コース・葛城の4日間を制したことが、何よりの証だ。(静岡県袋井市/塚田達也)


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