途中からは下を向く姿も目立った鈴木愛。快挙を逃す結果に終わった

国内女子ツアーのメジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」最終日。首位タイからスタートした鈴木愛は1バーディ、5ボギー「76」と崩れ、通算4アンダーの5位で終戦。3週間前の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」に続く日本タイトルのメジャー連勝、宮里藍を抜く最年少でのメジャー2勝目到達はならなかった。

朝の練習場では調子も良く、パットのフィーリングも上々。しかし、序盤のボギー先行から「高いモチベーションに持っていけなかった」と表情からは徐々に覇気が消え、3打差のビハインドで迎えたサンデーバックナインも2ボギー。3日目まで大会の中心にいた20歳は、静かに最後の18ホールを終えた。

序盤の2番（パー3）ではピン奥6mのチャンスを惜しくも外し、続く3番では1m弱を外しての3パットボギー。「少しガッカリして、前向きになれなかった」と、4番も連続してスコアを落とした。「今週は、自分への期待が大きすぎたことが良くなかったのかもしれない」と意気消沈した。（滋賀県栗東市／塚田達也）