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15歳アマ新垣比菜が3打差の3位発進 キャディの父が熱血指導

高校1年の“勝みなみ世代”がまたもプロトーナメントをざわつかせる-。北海道で開催されている国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」初日、沖縄県の興南高校1年の15歳、アマチュアの新垣比菜が4アンダー、2ボギーの「70」で回り、首位と3打差の3位タイにつけた。

序盤の11番では、約20メートルのバーディパットを沈めた。「今日はパットが結構入ってくれた」と笑顔を浮かべた。今日のゴルフを「80点くらい」と評し、減点要因に前半と後半の締めのホールでそれぞれ喫したボギーを挙げた。

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ゴルフインストラクターの父博昭さん(52)が、キャディを務める。ゴルフの指導も父から受けている。学校がある日は授業が終わってから、父の運転する車で1時間半かけて、練習に向かう。新垣は「生徒は30人ぐらいいるけど、自分に教えるときは他の人より何十倍熱くなる。嫌です…」と照れた。

その父もまた、今日の娘のゴルフに「80点」をつけた。「バーディチャンスがまだまだあったので、うまくいけば5アンダーくらいいけた」と説明し、新垣自身が良かったとするパッティングについても「易しいのを外して、難しいのを入れていた。前半は悪かった。安定してきたのは後半から」と、娘のいない場では、父なりの辛口評価を示した。

国内女子ツアー最年少優勝記録を持つ同学年の勝みなみとは、九州地区の試合でたびたび顔を合わせ、仲が良いという新垣。自身は地区予選を突破できなかった「日本ジュニアゴルフ選手権競技」で、勝が優勝を果たしたことを「うれしかった」と素直に喜んだ。

北海道での大会出場は初めて。新垣が「ラフがきつくて苦労した」と話せば、父も「芝が全然違う。ラフに入ったらまだ心配」と、感じる課題は共通する。宮里藍にあこがれ「プロになっていっぱい優勝したい」と語る15歳は、「(ボギーだった)9番、18番のようなミスなく、今日よりいいスコアで回りたい」と、まずは目の前に迫る2日目の目標を掲げた。(北海道恵庭市/片川望)

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