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女王・森田理香子が首位発進 今季2勝目へ「勝ちたい」

大会コースレコードは8アンダー「65」(パー73)。神奈川県にある大箱根CCで開幕した国内女子ツアー「CAT Ladies」の初日、森田理香子はこの記録に迫る快進撃を見せて、6アンダーの首位フィニッシュ。3月の「Tポイントレディス」以来となる今季2勝目に前進した。

16番を終えて、7バーディノーボギー。強風に惑わされる選手が多い中、「ピンの位置がフォローの時は奥だったり、私にとっては攻めやすかった」と賞金女王はさらりと言った。

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17番(パー3)は、フォローの風に乗ってグリーン奥に外したものの、アプローチを2メートルに寄せてパーセーブ。「良いパーだった」と結果には満足の笑みを見せたが、「弱いところがあった」とすぐに反省が口をついた。

「(グリーン)エッジまで155ヤードで風が無ければ7Iの距離。(フォローだったので)8Iを持つべきだったけど、手前が嫌で勇気が無かった」と7Iでグリーンオーバーさせたことに唇を噛んだ。「自分のクラブのキャリーを、自信を持ってしっかり打てると思わないとピンに寄らない。アイアンの距離感をしっかりやっていかないといけないです」。

最終18番(パー5)では、2打目でグリーン手前のラフまで運んだが、3打目はクラブが下をくぐって数十センチ動いただけ。最終ホールでボギーを叩いて「67」の6アンダーでホールアウトしたが、自分を過度に責めたりはしない。「久しぶりに沢山バーディが獲れたし、(最後のミスが)あったとしても良かったです」。5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディース」以来となる首位発進に、笑顔が溢れた。

森田にとっては、11年、12年と2年続けて2位に入った大会だが、その思い出は悔しさに満ちている。11年は最終日に有村智恵とのデッドヒートを繰り広げ、15番で一度は首位に立ったものの16番のバーディ・ボギーで逆転されて涙を流した。続く12年もサンデーバックナインで全美貞に引き離されての2位フィニッシュ。

「順位は良いけど、やっぱり悔しい。色々な思いがあるので、勝ちたいですよね」。久しぶりに、強気の言葉が口をついた。(神奈川県箱根町/今岡涼太)

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