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姉のプライド?プロの意地?堀奈津佳が妹・琴音と7位で並ぶ

兵庫県の関西ゴルフ倶楽部で開催されている「リゾートトラストレディス」2日目、昨シーズン2勝の堀奈津佳が、5バーディ、2ボギーの「69」をマークして首位と4打差7位に浮上してきた。今季はここまでアマチュアの妹・琴音の方が目立った活躍を見せているが、今大会では同じスコアに並んで最終日を迎える。

今季すでに最終日の優勝争いが2度ある妹の快進撃とは裏腹に、シーズン前から期待の大きかった姉・奈津佳は出場11戦で4度の予選落ちがあり、最高成績は「アクサレディス」の9位ともう一つの成績。首位と4打差の20位から出たこの日も、ボギー発進の不安な立ち上がりとなったが、「まだ17ホールある」と気持ちを切替え、プレーに集中した。

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前半をイーブンパーで折り返しを迎えた堀は、後半の13番(パー5)で残り150ヤードの第3打をピン左4メートルにつけバーディを奪取。続く14番(パー3)ではティショットを2メートル、15番は第2打を1メートルとピンに絡めるキレのあるショットで3連続バーディを奪い、浮上した。

この日は琴音も、4バーディノーボギーの「68」でラウンドし、通算4アンダーの7位で並走に。最終的に実現には至らなかったが、琴音のホールアウト時点では、姉妹同組対決の可能性もあった。

「プロの試合での姉を見てみたい。楽しみですね」とその日を待ち望んだ琴音に対し、奈津佳はアマチュア時代に同組ラウンドでの試合経験があると明かした上で、「アマチュアの時にラウンドした感覚と一緒なのか、自分がプロとして妹とまわる…その時になってみないと分からないですね」。

とかく兄弟や姉妹は比較されがちなものなだけに、今季ここまでの妹の活躍をさぞや気にしていただろう――と思いきや、奈津佳の言葉は意外なほどにさっぱりとしていた。「自分は自分。妹は妹。同じトーナメントで妹がスコアボードで上位にいるのを確認しても、『頑張っているな』とは思いますけど、意外と他人事っていうか…」。

言葉の裏に見え隠れするのは、姉のプライドなのか、プロの意地なのか。いやがうえにも注目が集まる最終日の姉妹対決。奈津佳は今季初優勝にフォーカスを絞り込みプレーするつもりだ。(兵庫県三木市/糸井順子)

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2014年 リゾートトラストレディス



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