開幕前日はコース内の練習場で打ち込み。予選ラウンドは間違いなく最も多くのギャラリーの視線を浴びる

国内女子ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」は8日（木）、茨城県の茨城GC西コースで戦いの幕を開ける。4月の「KKT杯バンテリンレディス」でツアー史上最年少優勝を果たしたアマチュアの勝みなみは、同大会の優勝で得た資格で参戦する。

女子ゴルフ界のいまを時めく15歳のメジャー出場は、予選落ちに終わった2012年「日本女子オープン」以来。まさか…か、予想通り…か、今週は2日目までの組み合わせで、昨季賞金女王の森田理香子、そして幼いころから憧れた宮里藍と同組になった。

＜＜　下に続く　＞＞

宮里とは月曜日に興奮の初対面を終え、開幕2日前の火曜に、それを知らされると「マジですか」と絶句。「すごいですね本当に。一緒の組で勉強させてもらいます。今までで一番緊張？試合になって見ないと分からないけれど、たぶんそうですね」。苦手にしているという100ヤード以内のショット精度、アプローチに目を凝らしたいというが「隣で歩けるんですもんね。嬉しすぎて、もう考えがどっかにいっちゃいそう」と天にも昇る気分でティオフを見据えた。

プロアマ戦の行われた7日（水）は、正午前からコースの練習場で調整。「ここはすごく距離が長く感じるので、ロングアイアン、ウッド系が大事かなと思う」と、長いクラブでのショットをキーポイントに挙げた。「目標のスコアは無いんですけど、なるべくボギーを少なくしたなと思います」。メジャーでのプレーは、ニューヒロインの次なる試金石となる。（茨城県つくばみらい市／桂川洋一）