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横峯さくらは逆転ならず 1ストローク差に泣く

今季国内女子ツアー「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の最終日。賞金女王争いトップの森田理香子を約281万円差で追う横峯さくらは5バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算3オーバーは15位タイから7位タイに浮上してホールアウト。しかし、単独12位で終えた森田理香子に約130万円及ばず、09年以来となる2度目の女王戴冠は叶わなかった。

あと、1ストロークだった。1つ後ろの組で停滞する森田とは対照的に前半からバーディを重ね、ジワジワと森田に接近。終盤17番のバーディでついに森田を1打リードしたが、僅かの差で敗れ去った。最終18番、沈めれば単独7位となり、約51万円差で逆転女王が決まっていた8メートルのバーディパットは、無情にもカップの右を通過。「あと1打、足りないかな・・・」。後続組の結果次第でまだ逆転の可能性はあったが、パーで終えた横峯は敗北を悟っていた。

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悔やむべきは、2連続バーディ直後の16番。「(芝目が)逆目と順目があって、ちょっと意識し過ぎた」という約16メートルのバーディパットが5メートルショート。痛恨の3パットボギーを叩き、「すごくもったいなかった」と肩を落とした。

「私自身の中では攻めるプレーができたし、悔いはありません」と気丈に振る舞いながらも、「正直言えば、悔しい気持ちはあるけど・・・」と、揺れ動く気持ちも吐露。しかし、「去年までの私だったら、賞金女王にぜんぜん届かなかったと思う。4勝も出来て私の中では100点満点だし、充実した1年だった」と今シーズンを総括し、7シーズンぶりに未勝利に終わった昨年からの“復活”に笑顔も見せた。「自分を褒めてあげたいです」と話す敗者の表情は、晴れやかなものだった。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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