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44位に後退の森田「力の無さを感じた」 横峯に接近を許す

三重県の近鉄賢島CCで開催された、国内女子ツアー「ミズノクラシック」の最終日。賞金ランキングトップを走る森田理香子は「77」と5つ落とし、通算1オーバーの44位タイでフィニッシュ。スタート時の15位タイから大きく後退して3日間を終えた。

首位に4打差。2日目「66」の急浮上で整えたはずの追撃モードは、スタートホールで早々に勢いを削がれた。大勢のギャラリーが見守る中で放った1番(パー5)のティショットは、「リズムが早かった」と右ラフへ。2オンは狙えずグリーン手前に刻むと、約30ヤードからアプローチミス。ボールはグリーン手前で止まり、1.5メートルのパーパットを外して痛恨のボギーとする。

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2日目は迷いなく振り抜いたドライバーも、「全体的にリズムが早くなったりしていた。まだまだです」とイメージ通りの弾道を描かない。以降は4つのボギー(2バーディ)を叩いて迎えた最終18番も、ティショットを大きく右に曲げた。3打目のアプローチはグリーン奥のバンカーに打ち込んでダブルボギー。後味の悪さが残る締めくくりとなった。

対して、森田を約358万円差の同2位で追う横峯さくらは、41位タイからスタートして「69」と伸ばし、森田を上回る通算4アンダー。17位タイは約132万円を加算し、森田との賞金額差を約276万円に詰めた。

「(森田の)順位を意識していないかといえば、しているとは思います」と見据えるライバルの背中に、少しずつながら、しかし着実に接近を続けている横峯。森田は「今週は、いろいろと力の無さを感じた。来週以降も頑張っていきたいです」と自らを鼓舞した。

同3位につける佐伯三貴は「73」と1つ落とし、横峯と同じ17位タイに後退。森田との差を約2,360万円と詰め切れず、ここしばらくは足踏みが続いている。“2強”争いの構図は変わらぬまま、女王争いは残り3試合に突入する。(三重県志摩市/塚田達也)

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