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17歳の高橋恵が首位に2打差 “藍越え”なるか

千葉県の東急セブンハンドレッドで開催されている、国内女子ツアー「富士通レディース」の2日目。日中を通して吹いた強風により上位のスコアが伸び悩む中、11位タイから出た17歳の高校2年生、高橋恵が4バーディ、1ボギーの「69」をマーク。首位と2打差の通算4アンダー3位タイに浮上し、最終日を迎える。

あす20日で17歳と92日の計算。優勝を手にすると、国内女子では昨年6月「サントリーレディス」を制したキム・ヒョージュ(16歳と332日)に次ぐ歴代2位の年少記録。現在2位の宮里藍(2003年/18歳と101日)を抜いて日本人では最年少となる。

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2010年7月に2部ツアー「ANAプリンセスカップ」を当時13歳で制し、女子プロ競技における最年少優勝記録を更新。以降はプロツアーで目立った成績を残せていないが、3年前と今の自分とを比較して明らかな成長を実感している部分がある。ショートゲームの上達と、コースマネジメントへの意識だ。

「ステップは勢いで勝ったと思っている。私は感覚派で、中学生の時は何も考えずにスコアが出ていたけど、今ではそれじゃ通用しない。やっと、考えてゴルフを出来るようになった」。

この日のラウンドには、その成長が凝縮されていた。スコアを1つ落として迎えた後半10番(パー5)では、グリーン奥カラーから8ヤードをSWで沈めるチップインバーディ。13番からの3連続バーディで上位争いに加わると、最終18番は自画自賛のパーセーブで締めた。

右ラフから残り165ヤードの2打目は、前方の木でグリーン方向が遮られるピンチとなったが、残り60ヤード地点に刻み、3打目をピン1メートルに絡めてボギーを回避。「昔だったら6番アイアンで狙っていた。8番に持ち替えて刻んだところは、以前までと変わったところ」と胸を張った。

「正直いえば優勝したいけど、あまり意識しないほうがいいと思う。60台を目標にしていきたいです」。逸る気持ちを抑えたい。会見後には報道陣に「ありがとうございました」と深々と頭を下げ、高校生らしくいつものペースを保った。(千葉県千葉市/塚田達也)

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2013年 富士通レディース



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