堀奈津佳（左）と堀琴音が姉妹で参戦。プロとアマで伸び盛りの2人の健闘に注目

今週3日（木）に開幕する「日本女子オープン」で、メジャー初タイトルに挑む2組の“姉妹”が注目を浴びている。開幕前日の2日（水）、木戸愛と妹・侑来（ゆきな）、堀奈津佳と今年の日本女子アマでベスト8に入った妹・琴音（滝川第二高等学校3年）が、それぞれ同組で練習ラウンドを行った。

堀姉妹は今年3回目の同一トーナメント出場ながら、練習ラウンドをともにするのはこの日が初めて。堀は「すごく久しぶりにラウンドをして楽しかった」と、和気藹々とした雰囲気で最後の調整を終えた。

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それまでの笑顔も、明日からの開幕に話題が移ると表情は一変。「歴史もあるし、“凛”とした空気感がある。みんなが獲りたいタイトルだと思うし、特別ですね」と口元を引き締める。今でも記憶に残るのは、アマチュアとして最後の出場となった2010年大会。ローアマチュアをかけたプレーオフ1ホール目でボギーを叩き、ダニエル・カンに敗れ去った。「悔しいだけでは終われないと、自分が成長できた大会でもある。それを1つずつ思い出しながら頑張りたい」。ローアマへのリベンジは妹に託し、1ステージ上のメジャー制覇を誓う。

妹の参戦に「私も頑張らなきゃ」と木戸愛（右）

木戸もまた、同じく惜敗の念を胸に今週に臨む1人だ。首位タイで迎えた昨年最終日に｢80｣と大きく崩れ、ホールアウト後は涙に暮れた。｢去年の3日目まで良かったのも自分だし、最終日に崩れたのも自分。今年は新しい自分として、去年のリベンジをしたい｣。今年は昨年と同じ、地元・神奈川県での開催。予選会を突破して出場権を手にした妹から｢私も頑張らなきゃ｣と刺激を受けた。あと一歩のところで逃した日本タイトルへ向けて、今年もホームの風に乗る。（神奈川県相模原市／塚田達也）