400万円は、6～7位の賞金に相当する。現時点で独り占めする権利を持つ若林は、「（カップに）フタをしといてください（笑）」

「ワールドレディスサロンパス杯」3日目（第2ラウンド）、163ヤードの15番（パー3）で若林舞衣子が6Iで放ったショットは、グリーン手前エッジにキャリーすると、すこし右に曲がりながらスルスルとカップに吸い込まれた。

若林舞衣子
「見えるところだったんだけど、（入るのは）見ていなかったです。すごく良いショットで風も左からきていて、ピンの左から戻ってきて。ワンクッション入って右に跳ねたので、よい感触だなとティを拾っていたら、キャディさんが“入ったぁ！”って言って。練習ラウンドで入ったら400万円だねって言っていて、4日間だからチャンスかもねって言ってたけど・・・。ツアーでは2度目で、通算は7回目です」。

今年の「西陣レディス」で4年ぶりのツアー2勝目を飾った若林は、翌週の「フジサンケイレディス」でもホールインワンを達成。そのときは賞金10万円だったが、今回は40倍増の400万円（4日間で達成者複数の場合は均等割）。「取り急ぎでは、2個窓があるのに1個しか買ってこなかったカーテンを買いたいです」と、周囲を笑わせていた。（茨城県つくばみらい市／今岡涼太）