当該シーズンでは最速記録となる、15試合目での1億円突破を達成したアン・ソンジュ

「SANKYOレディース」最終日、首位タイからスタートしたアン・ソンジュが4バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算9アンダーで今季4勝目を達成。賞金総額も1億円を突破し、自身初の大会連覇に花を添えた。

当該シーズン15試合目での1億円突破は、03年の不動裕理の17試合目を抜いてツアー最速記録。昨季は21試合目での大台突破となったが、今季はさらなるスピードで賞金を積み重ねている。賞金女王争いでも2位の横峯さくらに約3,093万円差と大きく引き離し、あと7試合を残しながら早くも独走態勢を築いた。

今季は海外メジャーの日程や体調等を考慮し、ここまで8試合を欠場。「3週間か4週間に1つ休むスケジュールを組んでいる」と、3週間後の「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」への欠場も決めている。肉体的にも精神的にもこのスケジュールが奏功しているのだろう、出場する試合では100％の実力を発揮。アンの強さを、より際立つものにしている。（群馬県高崎市／塚田達也）