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国内女子ツアー、海外勢の新規参入が困難に

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は16日(水)に都内で総会を開き、ツアー規定の一部改定を発表。中でも、来シーズン以降の展開に大きな影響を与えそうなのが、『QT海外免除枠の廃止』という項目だ。

翌シーズンの出場優先順位を決めるQT(クオリファイングトーナメント)は、ファースト、セカンド、サード、ファイナルの4段階に分けられる。通常はファーストから始まり、上位者が次のステージへと進んで行き、最終的にファイナルの上位突破者に出場権が与えられる。03年、LPGAは「ツアーの門戸開放と実力主義」という命題のもと、米国・欧州・韓国でプレーする海外選手に対し、各ツアーでの賞金ランクに応じてQTの免除を決定。例えば、米ツアーの賞金ランク20位以内の選手はサードまでが免除され、12月実施のファイナルからの出場が可能となった。

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さらに近年は米ツアーの試合数減少もあり、QTに出場する大物海外勢が増加。昨シーズンは、海外メジャータイトルを持つ朴仁妃。さらに今年も、ファイナルから出場したパク・ヒヨンら、米ツアーで活躍するトッププレーヤーたちが新たに加わる。その免除が、今年のQTから廃止されるのだ。

協会は「QT免除に(海外ツアー間の)格差があるのは日本だけだし、各ツアーの差別化や不公平さに繋がっている」と説明。実績に関わらず、海外選手が日本ツアーに新規参入するには、8月のファーストから4つのステージを突破することが条件となった。出場するにも、ツアーの一時離脱を強いられる厳しい時期。今後、実力を備えた海外勢の流入は減っていくことになるだろう。昨シーズンは34試合中、実に17勝が海外勢。今回の改定が、今後にどのような変化をもたらすのか。

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