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2006年度国内女子レビュー 色とりどりの花が華麗に咲き誇った国内女子ツアー

今季の国内女子ツアーで脚光を浴びたのは、やはり6年連続賞金女王・不動裕理の牙城を崩し、新女王の座を射止めた大山志保だろう。前年までの勝利数は3勝のみだったが、今季だけで積み重ねた勝利数は実に5勝。ベスト3フィニッシュは10回を数えるなど、大きくジャンプアップした年となった。特に、8月だけで3勝を挙げた夏場の強さは驚異的。8月中旬開催の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で今季4勝目を挙げ、早くも獲得賞金額1億円を突破。2位以下を大きく引き離し、11月上旬の「ミズノクラシック」を終えた段階で賞金女王を確定させてしまった。不動が今季16試合のみの出場だったことを含めても、彼女の新女王にふさわしい資質に疑いの余地はない。

今季を飛躍の年とした選手がもう1人。攻撃的なプレースタイルに安定感が身に付いた横峯さくらだ。今季2勝していた横峯は、最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で2位に7打差をつけて圧勝。本人が目標としていた3勝目を挙げ、賞金ランキング3位に食い込んだ。今季31試合に出場し、予選落ちはゼロ。以前のような波の激しいゴルフはすっかり影を潜め、名実ともに日本を代表するトッププレーヤーに成長したと言えるだろう。

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そして、9月開催の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」から宮里藍が参戦。帰国1戦目、2戦目の連続優勝は実に衝撃的で、国内中に“藍ちゃんフィーバー”が再来した。その後5試合も、3位、2位、4位タイ、7位タイ、2位フィニッシュ。わずか7試合で賞金ランキング10位に入り、本場アメリカで培った技と経験を余すことなく発揮して見せた。

他の10代、20代前半の若手もツアーを大いに盛り上げた。飯島茜、藤田幸希、諸見里しのぶといったフレッシュな面々が初優勝。前年の新人戦で優勝した上田桃子は何度も優勝争いを演じ、若林舞衣子宮里美香、といったアマチュア勢も幾度となく上位争いに顔を出した。その裏では、7年間シード権をキープしていた38歳の木村敏美、同じく14年間キープし続けた45歳の城戸富貴といった実力派のベテランがシード権を喪失。新女王の誕生、不動の女王陥落、世代交代と、来季以降の楽しみにさまざまに伏線を持たせてくれるシーズンとなった。

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