397万円の貯金が最後に生きるか！？薄氷首位の諸見里しのぶ

「伊藤園レディス」最終日、序盤の5番でダブルボギー、続く6番でボギーを叩く苦しい立ち上がりとなった諸見里しのぶ。8番、11番でバーディを取り返した直後に、12番、13番で再び連続ボギーと、この日は「75」とスコアを落として、通算3オーバーの17位タイで大会を終えた。

「楽しくなかったです…」と、諸見里は口を尖らせる。5番は3打目をミスして左奥にOBとしてしまい、「考えが甘かった。残念です」と自らの出鼻を挫いてしまったことを悔やむ。それでも、課題としていたパッティングは「構えたらすぐに打つように、リズム良くやり通せたので良かった」と、手ごたえは掴んでいた。

「今は疲れがケアで取れないこともあるけど、良い経験です。今後に繋げて行きたいです」と、今季全試合出場を続ける諸見里は言う。賞金ランク2位の横峯さくらに詰め寄られながらも、まだランキング首位はキープ。「追われている立場としては、焦ってもしょうがないので、自分が出来る全力を尽くして行きたい」と、必死に前を向いた。