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11年ぶりVを逃した藤田さいき「まだ悔しいと思えるんだな」

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日(12日)◇六甲国際GC(兵庫県)◇6527yd(パー72)

「完璧だった。打った瞬間ラインに乗ったけど『あー抜けちゃうんだ、これ』と思って気が抜けた」。最終18番(パー4)の3mのパーパットを外して優勝を逃した瞬間、藤田さいきはグリーン上に思わず座り込んだ。

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「きのうから結構緊張していた」。後続に3打差をつけて単独首位でスタートした最終日に3バーディ、4ボギー「73」とスコアを落とし、1組前を回っていた山下美夢有に逆転優勝を許した。「緊張もしてたし、どんなゴルフになるのかと思ってやっていた。その中でも頑張った方」と気丈に答えたが、その声は震えていた。

先に12アンダーでホールアウトした山下が見守っていた18番、120ydの「ギリギリの番手。バーディを獲りに行く気持ち」で放ったPWでの2打目は左に曲げ、グリーン手前の池の淵にある岩で大きく跳ねてグリーン奥のバンカーに入った。「練習不足だし、身体のコントロールもうまくできなかった」。バンカーからのアプローチを3mまで寄せたが、下りのパーパットはカップの一筋横を逸れていった。

11年ぶりのツアー6勝目を逃し36歳は「勝ちたかった」と悔しさをにじませたが、「下手くそですけど、その中でもそれなりに戦えるゴルフだった」。惜敗の中にも、確かな手応えをつかんだ。

「まだ悔しいと思えるんだな」。ホールアウト後に流した悔し涙は、今後もプロの世界で戦っていける証になった。

2位に入り、8月の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・ミュアフィールド)の出場権を獲得。プロ生活で初めての海外メジャー出場に「この歳で全英に行けるとは思ってもなかった。パスポートはあると思うんですけど…。新婚旅行にまだ行けてないので、行ってきます!」。最後は笑顔で締めくくった。(神戸市北区/内山孝志朗)

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2022年 宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント



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