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「これはドライバーじゃない」 成田美寿々の自己暗示は不振脱出の切り札か

◇国内女子◇リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント 初日(3日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6475yd(パー72)

「初めてこんなに緊張しました。ティショットに不安を抱えていて。プレッシャー半端ない」

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1番(パー5)ティでアナウンスされると、集まったギャラリーから盛大な拍手が起こった。2014年大会覇者の成田美寿々は右手で胸を押さえながら、ゆっくりと呼吸を整えた。ドライバーによる渾身(こんしん)のティショットはフェアウェイに転がった。

「すっごいドキドキしたんですが、きよう“イチ”のが出て、仕事終わったと。それぐらいエネルギーを使った」

前日の就寝前から悩み続けた。「絶対に左に引っ掛けると思った」とティオフ15分前までドライバーにするかスプーンするか思いを巡らせたが、ファンの期待に応えた。

2打目はグリーンに届かなかったが、アプローチで1mにつけてバーディ発進を決めた。「みんなが見ている1番はバーディを取りたかった」と胸をなでおろした。

ここまで5試合に参戦して予選通過は前週(52位)のみと苦しむ中、4バーディ、1ダブルボギーの「70」で1打差5位発進。ただ、パーオン率は39%(7/18)にとどまり「内容的にショットは良くなかったが、パーパットが入りまくった」と振り返った。

ショットの不安については「ドライバーだけだったんですが、スプーンを持ち始めたら、スプーンも…。スプーンはどっかに行っちゃう不安はないが、確実にフェアウェイに置けるかと言われると、まだまだ疑問が残る」

不安が不安を呼んでいる一方、メンタルへの働きかけが実を結び始めているようでもある。

「ドライバーじゃないと思うようにしている。ドライバーを持っていても、これはドライバーじゃないと。後は振り切る。一番は景色とか、状況に反応しない。練習場のようなスイングを心がけている」

大会のスポンサーを務める「リシャール・ミル」と2020年に契約。この日は緑を基調とした“2000万円”の時計を右腕に着用してプレーした。「今週はかなり気合が入っている」。ホステスプロとして優勝争いを盛り上げたい。(新潟県長岡市/玉木充)

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2022年 リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント



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