プロテストに臨む梶谷翼（写真は2021年中京テレビ・ブリヂストンレディス）

◇国内女子◇最終プロテスト 事前（1日）◇城陽CC (京都)◇6400yd（パー72）

濃密な1年を過ごしてきた梶谷翼（兵庫・滝川第二高3年）が初めてのプロテストに臨む。4月「オーガスタ女子アマ」を日本勢として初制覇。6月から8月にかけては「全米女子オープン」「アムンディ エビアン選手権」「AIG女子オープン（全英女子）」と3つの国を渡り歩いてメジャー大会を経験した。

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自らのゴルフの強みを聞かれて「ないですね。どこも突出しているところがないって感じです」と苦笑交じりに謙遜するのも、最高峰の舞台を目の当たりにしてきたからかもしれない。

「（海外選手は）すべてのことにおいてレベルが高い。全体的に飛んでも曲がらないし、ショートゲームもうまいから崩れない。本当に同じ人間なのかと思うくらいすごかった」と振り返る。

計測器を使いながらユーティリティ、アイアン、ウェッジといったクラブの距離感を徹底して磨いてきたという。砲台グリーンが多く、落としどころがポイントになる当地ではスコアメークのカギを握る部分だ。

「まだまだですけど、できることはやってきたつもり。やるべきことをやって、ちゃんとゴルフができたら、通れるかなと思っています」。最後に少しだけのぞかせた自信。「世界で活躍できるプロフゴルファー」という夢に向かうための4日間が始まる。