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足の痛みに耐えた稲見萌寧 2度の逆転負けの“雪辱”果たす

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(29日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)

東京五輪」銀メダリストの稲見萌寧が5月「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」以来の20-21年シーズン7勝目、ツアー通算8勝目を挙げた。最終日は通算11アンダー4位からトップを3打追って「67」でプレー。1打差で振り切って鮮やかに優勝をさらった。

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今年ここまで、東京五輪という大舞台で活躍する一方で、膝から崩れ落ちるほどの悔しい思いを2度味わった。6月「宮里藍サントリーレディス」と前週の「CAT Ladies」は、ともに首位から最終日を出たものの逆転負けを喫した。

5月の勝利から今大会まで約3カ月の間、「このまま勝てないんじゃないかと思ったし、メンタルにも来た。負け癖がつかず、回避できて良かったです」。勝利がなかったこの期間は「長く感じた」とも言う。

この日は、前日夜に右足裏にできたというウオノメとも闘っていた。「歩けないぐらい痛かったけど、スイングするときは痛くなかったのが唯一の救い」。前日に続き、最終日もスイングの調子に満足した様子はなく、「ショット自体は悪くはないけど、打った感覚とか狙っているところに出ていなかったり」。それでも、苦手意識のあるコースでの優勝に笑顔を見せた。

最終日に60台で回ったのは稲見と野澤真央のわずか2人で、しかも、稲見はボギーフリーで5つ伸ばしての逆転劇。過去を拭い去っても「(自己採点は)100点かなとは思うけど、私の100点は70、80点を続けていくことなので、続けられたらという感じですね」。

最終組の1つ前から出たこともプラスに働いた。「(堀)琴音さん、勝みなみさんと3人でのラウンドで、昨日から楽しみにしていて、楽しくラウンドが出来たのが良かった」と振り返った。

コロナ禍の影響で今季は2020年と2021年が1シーズンに統合され、例年より多い試合数が組み込まれているが、シーズン7勝は、1988年以降のデータでは2003年に10勝した不動裕理に次ぐ勝利数で、2015年のイ・ボミ、2019年の鈴木愛と、賞金女王を戴冠した選手と並ぶ記録。史上4人目の到達となってなお「勝ち続けることを目標に頑張りたい」と次の勝利に照準を合わせた。(北海道小樽市/石井操)

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