パットが好調の竹内美雪。繰り上がり出場からトップ10入りを狙う

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 2日目（7日）◇GOLF5カントリーサニーフィールド（茨城県）◇6380yd（パー72）

欠場者による繰り上がりで出場するツアー未勝利の竹内美雪が14位から出て、5バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算8アンダーで6位に浮上。「あしたがんばったね、と言えるように頑張りたい」と今季初のトップ10入りを視野に入れた。

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パッティングが好調で、この日27パット。前日の30パットから改善した。今季ここまでツアーの1ラウンドあたりの平均パット数は30.5556。「パット数20台が目標だった。久しぶりの20台でうれしい」。スタッツを意識するようになったのはここ1カ月ぐらいだという。

契約するキャロウェイの3本線が入ったボールを使用。グリーン上でボールを置きなおすときに、前日は気をつけなかった3本のラインを、この日は打ち出し方向に合わせてセットした。「アマチュアの方にもおすすめです」とPRをするほど上機嫌だった。

手にするパターは昨年から合宿をともにし、「師匠」と仰ぐ申ジエ（韓国）から3月にすすめられた、オデッセイの「ストロークラボ Vライン CS」。それまではピン型を使っていたが、マレット型に替えて「感触はいい」と話し、再び「アマチュアの方にもおすすめします」と愛嬌をふりまく。

韓国の高校を卒業し、2014年のプロテストで一発合格した“逆輸入プロ”として話題になった。昨年6月の「アース・モンダミンカップ」で初日2位と好発進した当日に、宮里藍さんの婚約発表のニュースが飛び込み、扱いが小さくなったことがある。今年8月のステップアップツアー「ダイクレレディースカップ」最終日、終盤でスコアを3つ落としてプロ初優勝を逃した。「それがあったから、いま頑張れる」と経験を糧に上位を狙う。（茨城県常陸大宮市／清野邦彦）