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<中嶋常幸が待ちわびる5人目の・・・!?>

桃の節句が済んだとはいえ、まだまだ寒さ厳しいこの折りに、春爛漫のような顔をした大御所が一人。“愛しい人”の対面を待ちわびる。「5月にね、ムフフフフ・・・」と、ニヤケ顔はトミーこと中嶋常幸

「早く会いたいなあ」と、恋い焦がれる待ち人は、長男・雅生の第三子だ。長女の佳乃さんの子供も合わせると、中嶋にとっては5人目の孫となる。「5人も孫がいて、まだツアーに出ている選手なんて、僕だけでしょう」と自慢たっぷりの根拠は先月、亡き杉原輝雄氏のお別れの会で同席したジャンボ尾崎だ。

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同じ調子で自慢したら、ジャンボも無念そうに(!?)「うちはまだ、(孫)一人だ」と答えたというから、確かに子だくさんならぬ、ツアーいちの孫たくさんは、中嶋に決まりのようだ。

もっとも、そんなめでたい話も、プロスポーツ選手としてはちょっぴり良し悪しも!? というのも一番上の孫の愛ちゃんは、アイスクリームが大好きで、“じいじ”もつい誘惑に負ける。「一緒に食べよう」と誘われれば無論、断る理由など見あたらない。孫と味わう冷たいアイスの感触が目下、至福の喜びはいいが、それに伴い気になるのは体重計。

「最近、オフは毎年、(体重が)82kgを超えてしまうんだ。出来れば80ジャストにキープしたい」と悲鳴を上げながらもニヤケ顔はそのままに、冬はせめてその分、トレーニングにいそしむ毎日。1月はスキー合宿に時間を割いて、目に見えて効果を感じることが出来ている。

昨シーズンはレギュラーはおろか、シニアツアーでも一度も美酒を味わうことが出来ずに「欲求不満がたまった」というが原因は分かっている。「色気を出した」と、短いパターに浮気した。すっかりトレードマークとなっていた長尺をあえて封印して臨んだはいいが、その間の5ヶ月は無為に過ぎていった。

「やっぱり、俺にはイップスの傾向が何分の一かは残っている」と、痛感したからには「あっちこっちはやめた」と今年はきっぱり、長尺1本で行く。「シニアでも勝ちたい。レギュラーでも若い選手を打ち負かしたい」。甘い顔を見せるのは、5人の孫たちだけにする。

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