国内男子ツアー

ギャラリーがフェアウェイ観戦 石川遼の発案大会で新たな試み

2019/04/06 21:13
次々と新たな試みが導入されている石川遼が発案の「フューチャーGOLFツアー」

ジャパンゴルフツアー選手会長の石川遼が立ち上げた「パーリーゲイツ 30th フューチャーGOLFツアー」の千葉大会が4月5日(金)から2日間にわたり行われ、石川遼は通算イーブンパーの7位タイで終えた。

今年で2年目を迎えたツアー外競技は、男子ゴルフの普及とジュニアの育成を念頭に開催されており、石川は「一つの大会の規模を大きくするのではなく、レギュラーツアーに影響が与えられるような大会にしていきたい。ここで活躍した選手が、いずれレギュラーツアーに影響を与えてくれることが狙いでもあります」と目標を語った。

今大会は参加プロ30人が2日間36ホールを戦い、最終日はアマチュアゴルファー30人が加わりプロと同組でプレーした。レギュラーツアーにはない独自の試みは、プロを目指すジュニアゴルファーたちにとってツアーさながらの雰囲気を体験できる絶好の機会となる。

さらに今大会では、石川の「ギャラリーにも楽しんでもらいたい」という思いから、ギャラリーのフェアウェイやグリーン周りへの立ち入りを許可した。「緊張感が高まりますね。ちょっとでもダフったり、トップしたりすると分かる近さ。でも、それがゴルフの一番の良さ。他のスポーツでは見られない光景だと思う」と、その魅力について語った。

ギャラリーは間近でプロのプレーを観戦

打球事故の危険が伴うこともあり、開催コースによってはフェアウェイからの観戦はできない可能性もあるが、「今後も安全性を保ちながら、引き続きファンのみなさんには楽しんでもらえたら」と続けた。

以降の開催は、静岡(4月26日~/静岡カントリー浜岡コース)、兵庫(6月21日~/よみうりカントリークラブ)、北海道(8月2日~/北海道ブルックスカントリークラブ)の3試合が組まれている。

石川は次週、地区オープン競技「千葉オープン」と「岐阜オープン」の2連戦に臨み、男子ツアー国内初戦の「東建ホームメイトカップ」(4月18日~/東建多度カントリークラブ・名古屋)」に乗り込む。(千葉県成田市/石井操)

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