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タオルを血で染めて…池村寛世はアクシデント乗り越え3打差

◇国内男子&アジアン◇レオパレス21ミャンマーオープン 3日目(27日)◇パンラインゴルフクラブ (ミャンマー)◇7103yd(パー71)

気温30度を超える熱波に押されたのか、はたまた優勝争いに興奮したのか…。7位タイで3日目に入った22歳の池村寛世は、バックナインをプレー中、鼻血が出るアクシデントに遭遇した。突然の事態も若さで乗り切り、「69」をマークして通算7アンダー。首位とは3打差の6位タイに順位を上げた。

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12番(パー3)でティショットを放った直後、グリーンに向かって歩き出した池村は「鼻水が出てきた」と思い、とっさに顔にやった手の甲が真っ赤になった。「昔から夏場にちょくちょくあるんです」というが、試合中はレアケース。ティッシュペーパーを持参しておらず、汗拭き用のタオルを派手に汚し、「処分します」と苦笑いした。この日は、バッグに残された2色のシャツから、白と迷いに迷ったという黒を選択。「白だったら赤くなってましたね…」と、幸運にも各国に流れるテレビ放送で恥をかかずに済んだ。

前年の賞金ランクは74位で、第2シード選手として迎えた今シーズン。男子ツアーは来季から賞金シード権が一本化され、2018年の上位65位までが19年のフルシードを得る。「シードも獲りたいですけど、初優勝をしたいというのがあります」と目標は明確だ。

この日、同組で回ったスラジット・ヨンチャロエンチャイというタイの選手は19歳だった。「3番ホールで聞いたんです。絶対負けたくないと思った」と池村。15番(パー3)ではバンカーショットの後に2mのパーパットをねじ込むなど、途中4打までひろがった差を、1つまで縮めてフィニッシュした。

「アメリカに行ったイムちゃん(イム・ソンジェ)とは去年、一緒に回ることもあったんです。そうしたらこの前、(米国下部の)ウェブドットコムツアーの開幕戦で優勝した」。経験の浅い若手にとっては、日々ツアーで生活を送るだけで刺激がいっぱいだ。楽しみな最終日。「まだ可能性はある。運も必要ですけど、自分のゴルフができれば」と未知の世界に飛び込む。(ミャンマー・ヤンゴン/桂川洋一)

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2018年 レオパレス21ミャンマーオープン



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