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主戦場はフィリピンツアー?33歳・中島徹が異国で戦う理由

◇国内男子◇アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 2日目(22日)◇カレドニアン・ゴルフクラブ (千葉)◇7100yd(パー71)

ツアー未勝利の33歳が気を吐いた。39位スタートの中島徹が1イーグル、7バーディ、4ボギーの「66」でプレーし、通算6アンダーの5位タイに浮上。QT16位で出場する今季は、賞金ランキング69位と初シード到達(上位75人)の当落線上にいる。「去年のQT(の苦労)を思うと・・・中々思い切ってやれない」という不安を抱えるだけに、賞金総額1億5000万円の高額大会はいっそう気合が入る。

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2007年末のプロ転向から下部ツアーが主戦場。ツアー出場に恵まれなかった13年からは、フィリピンのプロツアーに戦いの場を求めた。プロ入り前から、メンバーコースを持つゴルフ好きの父親と何回も海を渡った馴染み深い国。1年目の13年に初優勝を飾るなど早くからツアーに定着し、毎年8試合ほどのペースで出場する異国でのプレーは今年で5年目になる。使用コースはメンテナンスが行き届いており、プレー環境はしっかり整えられているという。

3年前に結婚した日本人の妻と巡り合ったのもフィリピン。今は都内に自宅を構えるが、フィリピンツアー出場のときは1歳7カ月の長女・花ちゃんも連れ添い、家族で転戦をともにする。昨シーズンは賞金ランキング11位の好成績で終えたが、獲得賞金は約79万ペソ(174万円)とかなり少額。それでも物価の安いフィリピンでは、「エントリーフィとプレーフィを入れても7000円くらい。キャディフィも1500円から2000円なので、経費はそれほどかからない」という。

もちろん家族を養うだけの稼ぎは必要だが、年に何回も海を渡る理由はそこではない。「大事なのは、場所はどこであれ4日間ゴルフをし続けること。もう33歳だし、残り時間を考えたら、毎回しっかりと試合に出てトレーニングし続けないといけない」。2週間前のオープンウィークにもフィリピンへ飛び、週末に3日間の合宿を組んだ。

「僕にとってはフィリピンがホーム。そこで作り上げたものを、日本ツアーなどに合わせていく感覚です」。その成果が、表舞台でいよいよ現われはじめてきた。(千葉県横芝光町/塚田達也)

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