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人生最良?「そうっすね」今平周吾、ダボスタート克服し初優勝

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 最終日(21日)◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇7037yd(パー71)

終わってみれば、スタート時のリードを1打広げる6打差での圧勝劇。4日間アンダーパーを続けて、通算9アンダーでツアー初優勝を決めた今平周吾を脅かす者は最後まで現れなかった。

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一瞬の不安はよぎった。スタートホールの1番(パー5)は、ウェッジで打った3打目がピンを大きくオーバーして奧のエッジへ。そこから4パットのダブルボギー発進とした。だが、直後の2番で7mのバーディパットをねじ込むと、続く3番も4mのパーパットをカップに沈めた。「そこで少し平常心になれました」。

ラウンド中は一度もリーダーボードを見なかった。6番、8番とバーディを重ね、11番(パー3)をボギーとしたが、4日間を通じて最も難しかった12番(457yd/パー4)で、この日ただ1人バーディとした。

「あのホールはグリーンも難しいけど、ティショットがフェアウェイに行けばなんとかなる。ターゲットは狭いけど、その分、集中できて狙いやすい」。4日間で3度フェアウェイをキープして、2つのバーディと2つのパー。城陽CCの山本善隆ヘッドプロは「あのホールで4日間2アンダーは至難の業。キーポイントだったと思う」と分析した。

16番(217yd/パー3)のティショットでグリーンをとらえ、「そこでいけるかなと思った」と初優勝を意識した。18番のウィニングパットは80cm。「スコアの差もあったので、それほど緊張しなかった」と、カップに沈めても軽く帽子を取っただけ。一方で、今週キャディを務めた若松奈々恵さん(21歳)は「ほっとしたのは最後のグリーン上だけです。優勝できて本当に良かった」と、長かった1日を振り返って涙ぐんだ。

自身3度目の最終日最終組でつかんだ初優勝。「これまでは経験もないし、精神的に18ホール保たなかった。でも、何度か優勝争いを経験して、優勝争いのときはどの選手もみんな緊張すると思うし、そこはみんな一緒だと思えるようになった」と、メンタル面の変化が大きい。

「うれしいです。めちゃくちゃうれしい」と微笑んだ今平。人生で一番うれしい?と聞くと「そうっすね」とひと言だけ。精一杯の喜びの表現だった。(京都府城陽市/今岡涼太)

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