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初エースの池田勇太 首位浮上も左肩の不安消せず

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(18 日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

手負いの身体で戦う池田勇太にとって、起死回生の1打となった。13位からスタートした2日目にツアーで自身初のホールインワンを記録し、4バーディ、2ボギーの「67」をマーク。3日前に発症した左肩痛のため、途中棄権も覚悟していた賞金ランク2位が、通算7アンダーの首位タイに躍り出た。

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この日一番の歓声が響いたのは、180ydの3番パー3だ。6Iから放たれたボールはグリーン手前のエッジにキャリーし、手前8ydに切られたカップに吸い込まれた。クラブを高々と掲げ、グリーン周りから届く祝福の声に応えた。

気になる肩の状態は「きょうの方がきつかった」と、痛みは残ったまま。この日も、ホール間で左肩に氷のうを当てながらのプレーが続き、「2つへこんだ(スコアが縮まった)ので、気楽にはなった」と、価値ある序盤のエースとなった。

3つ伸ばして迎えた終盤には、連続バーディのスパート。15番では、ピン右8mからねじ込んで力強いガッツポーズ。続く16番では、残り121ydからPWでピン右20センチにからめてリーダーボードのトップに躍り出た。

池田が今大会で首位に立つのは、優勝した2010年の最終日以来。今季3勝目を挙げれば賞金ランク1位の谷原秀人を抜いてトップに立つが、今は左肩への不安ばかりが心を占める。「きのうと一緒で、今は肩のことだけ。またあしたプレーできればいいな、という感じだし、その繰り返しですね」と、表情は硬いままだった。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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