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良くも悪くも、普通でもない?藤田寛之が最終戦切符へ意欲

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 初日(3日)◇総武カントリークラブ 総武コース (千葉)◇7214yd(パー70)

今季未勝利の藤田寛之が4バーディ、1ボギーの「67」でプレーして、4人が並ぶ3アンダー6位につけ、今年7月の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」(5位)以来の上位発進を決めた。

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1番で約1.2mのチャンスを決めきれず、6ホールでパーを重ねて迎えた7番。5Iで放ったフェアウェイからの第2打をピンそば1mに絡めてバーディを先行。続く8番(パー5)ではピン右から6m、9番では2段グリーンの下から約8mを沈めて3連続とした。

後半10番ではグリーン手前花道横からのアプローチを4mショートしてピンチを招いたが、これを沈めてパーセーブ。13番で再びバーディを奪った。最終ホールで、右に切られたピン位置を狙った第2打は、左からのアゲンストの風を警戒して、引っ掛けて左サイドにオン。ピンまで約20mを3パットとしてボギーフィニッシュとした。

「ゴルフの調子?良いとは言えない、普通とも言いたくない。悪いとは思いたくないんですよ。悩んでいる人の特徴でしょう」と自嘲気味だ。好発進にも「すべてにおいて合格点に届いていない」というのが自身の評価。「きょうは無難な内容だったけど、フェアウェイに運べて、パターも入ってくれて。いいスコアが出るときはこんな感じ」と、控え目ながら頬を緩ませた。

今季ここまで予選落ちは2試合にとどまるが、トップ10フィニッシュは5月の「関西オープン」(8位)の1度だけで、賞金ランクは現在40位。3週後の「カシオワールドオープン」終了時点の賞金ランク20位以内と今シーズンのツアー優勝者に与えられる、最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の切符に厳しい状況が続いている。

「今週を含め、残り5試合になるように終盤戦で頑張りたい。(最終戦出場には)トップ10やトップ5に入っていかないと。そこを目指してやっていきたい」。10~12年には大会3連覇を果たしている最終戦へ2年ぶりの出場を懸け、静かに、闘争心に火を点けた。(千葉県印西市/糸井順子)

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