5連続バーディ発進で好位置につけたキム・キョンテ。久々の復帰戦でもその強さは健在だ

◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 初日（20日）◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（千葉県）◇7119yd（パー71）

9月「フジサンケイクラシック」（19位タイ）から国内ツアーを離れていたキム・キョンテ（韓国）が、初日に7バーディ、2ボギーの5アンダー「66」をマーク。出だしの10番から5連続バーディで飛び出すロケットスタートで、6試合ぶりの復帰戦を首位と4打差の5位タイで滑り出した。

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9月初め以降、米国ツアーの今季出場権をかけた入れ替え戦、韓国ツアー参戦などにより離れていた久々の国内戦は、バーディラッシュから幕を開けた。「最初はショットがすごく良かった」と10番から7m、1.5m、4m、1mと立て続けに決めると、この日2番目の難度だった14番では残り176ydからピンそば80センチに絡めて5連続。不調が続いていたというパットもアドレスとストロークの修正により復調気配で、「良いスコアで回れていい1日だった」と会心のラウンドに目を細めた。

ツアー離脱前はトップと約780万円差の2位につけていた賞金ランクは現時点で3260万円差に開いた。2年連続の賞金タイトルについて「狙ってはいないけれど、あと1勝はしたい」と無欲を強調したが、今後のスケジュールからは秘めた意欲が見えてくる。

国内ツアーは今週を含めて7試合。次週は世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」（中国）、その3週間後には「ワールドカップ」（オーストラリア）に出場するため2試合を欠場するが、残り4試合は海外との往復を挟みながらすべてエントリーを予定。優勝賞金は今週を含め3000～4000万円の高額試合が続くだけに、今季4勝目となれば視界は大きく開けてくる。（千葉市緑区／塚田達也）