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石川遼は会心の1打で復調 連続V逃すも納得の2位

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」最終日。自身初の2週連続優勝に向けて首位を5打差で追った石川遼は、序盤からショットが荒れてスコアを落とす展開に。それでも3日目は連続ボギーとした上がり2ホールを連続バーディで締めくくる有終のフィニッシュ。4バーディ、3ボギーの「70」(パー71)にまとめ、通算4アンダーの2位タイで復帰3戦目を終えた。

2日目の後半から見え始めたショットの乱れ。「半信半疑のまま出てしまった」というこの最終日も、追い上げを図る石川の出足を鈍らせた。スタートホールの1番では、1Wのティショットを振り抜いた直後に苦笑い。ボールは右の林に消え、3オン2パットのボギー発進とした。

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4番(パー3)で取り戻したあとの6番(パー5)では、フェアウェイからの2打目に1Wを選択する“直ドラ”を敢行。ボールはグリーン手前のフェアウェイを横断するラフに捕まり、3打目のアプローチはボールの下をくぐってグリーン手前のバンカーへ。貫き続ける攻めの姿勢も裏目に出て、加速をつけたいパー5で手痛いボギーとした。

苦しい中でも光明を見出したのは、2つ落として迎えた9番だった。「チャレンジという感じで、持ち球の高いドローで右の林スレスレを狙った。初めて“おっ!”という良いショットが出た」という会心の1打でフェアウェイへ。2打目をピンそば1mに絡めてバーディとし、「そこからミスショットはほとんどなかった」。

17番(パー5)を3オン1パットで伸ばすと、最終18番では1Wでフェアウェイに運び、2打目を3mにつけて連続バーディフィニッシュ。9番以降は3バーディ、ノーボギーにまとめ、気づけば優勝スコアと3打差ながら2位に名前を載せていた。

「順位は良かったけど、トップとの差を縮めることはできなかった」と展開に物足りなさを感じながらも、プレー内容には及第点をつけた石川。3日目終盤は疲労による集中力の欠如を反省していたが、「前半に良くない中で、途中から良い集中力でできた。ミスの原因が分かることで、集中もしやすくなる。きょうは頭をスッキリしてできた」と前向きな言葉が続いた。

調子のバロメーターと話す4年ぶりの富士桜を上位で終え、「収穫が多かった1週間だった」と総括した。1週間のオープンウィークを挟んで迎える次戦の「ANAオープン」に向けても、「楽しみです」と話し、前年覇者として出場するホスト大会を心待ちにした。

7月の復帰初戦は下位で予選落ちに終わり、前週は初日から首位を守っての完全優勝。そして今週は、大きな浮き沈みの中で手にした上位フィニッシュ。その収穫と課題の1つ1つが、10月の米国ツアー復帰に向けての糧となる。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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2016年 フジサンケイクラシック

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