新たに「全英」行きを決めた（左から）谷原秀人、今平周吾、市原弘大、イ・サンヒ

国内男子ツアー「～全英への道～ミズノオープン」が終了し、4人に新たに7月の海外メジャー「全英オープン」出場権が付与された。優勝したキム・キョンテ（韓国）は昨年の日本ツアー賞金王の資格で既に出場権を手にしていたため後続に繰り下がり、通算10アンダー2位タイの今平周吾、市原弘大、イ・サンヒ（韓国）、通算9アンダー5位タイで終えた谷原秀人が2004年以来の開催となるロイヤルトゥルーンへの切符を手にした。

谷原は5位でマイケル・ヘンドリー（オーストラリア）、高柳直人、小平智と並んだが、有資格者である小平を除いた3人の最新世界ランキング順により、出場権獲得が決まった。23歳の今平は、プロ5年目で初めての海外メジャー出場。市原は4年ぶり2回目、谷原は8年ぶり5回目の「全英」出場となる。

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今大会がツアー2戦目の出場となった高柳は、1ストローク及ばず初の海外メジャー出場はならず。トップ10に入ったことで、地元・茨城県で次週開催の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」出場権を得た。

また、次週の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」終了時点の今季賞金ランキング上位2人（有資格者を除く）にも「全英」出場権が与えられる。

【2016年全英オープン出場予定選手と資格】（5月29日時点）
・松山英樹／2016年第21週時点の世界ランキング50位以内の選手
2015年 米国ツアープレーオフ最終戦「ツアー選手権」進出者
・小平智／2015年「日本オープン」優勝者
・キム・キョンテ／2016年第21週時点の世界ランキング50位以内の選手
2015年国内ツアー賞金ランキング上位2人
・宮里優作／2015年国内ツアー賞金ランキング上位2人
・今平周吾、市原弘大、イ・サンヒ、谷原秀人／2016年「～全英への道～ミズノオープン」上位4人

■ 市原弘大（今大会最終日が34歳の誕生日）

「誕生日の週はいつも成績が悪かったので心配していたけれど、良かったです。優勝や全英は意識をしないようにしていました。（2012年の全英は予選落ち）前回は周りに圧倒されて、気が付いたら終わっていた感じ。今年はしっかり準備をして行けると思います」

■ イ・サンヒ（海外メジャー初出場）

「全英に行けるという実感はまだないけれど、初めてのメジャーということで、世界的なプレーヤーと戦える舞台に立てるという、大きな期待があります。そこでたくさんのことを学びたいです」

■ 谷原秀人（世界ランキング順で滑り込みで「全英」出場権）

「こんなことってあるんですねえ。（4枠は）10アンダーだと思っていたのであきらめていました。ワールドランクが上で良かったです。（4mを決めた最終18番のバーディが）大きかったですね。（全英に向けて）初めてのコースだし、また勉強しなくちゃいけないけど、昔よりはすべてが上がっていると思うので、その部分は楽しみです」

■ 高柳直人（1打届かず全英出場ならず）

「まずは来週（日本ゴルフツアー選手権）の出場が目標でした。最後まで耐えられたし、上出来だと思います。（全英を逃し）終わったことを振り返っても仕方がないけれど、その1打が今の力の差だと思います。来週は地元だし、この試合と同じようにしっかり準備して頑張りたいです」