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2016年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/28〜01/31 場所:セントーサゴルフクラブ(シンガポール)

月曜持ち越しに小林伸太郎は「恵みの雨」 谷原秀人は飛行機代が・・・

シンガポールのセントーサゴルフクラブで行われている日本ツアーとアジアンツアーの共同主管競技「SMBCシンガポールオープン」は31日(日)、最終ラウンドの途中で雷雲接近のため4日連続のサスペンデッドとなり、決着は翌2月1日(月)に持ち越された。記録上、プレーを完了していない選手は通算12アンダー暫定首位のソン・ヨンハン(韓国)ら13人。上位の日本勢では、小林伸太郎谷原秀人がいる。

連日の順延により、大会はこの日も午前7時30分から前日第3ラウンドの未消化分を実施。引き続き行われた最終ラウンドが、順調に行われていた矢先の出来事だった。空には晴れ間が見えたが、午後2時47分に中断を知らせるホーンが響いた。結局その後、再開のめどが立たず、運営サイドは同日中の続行は不可能と判断した。

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最終組をプレーしていた小林は「僕にとっては天の恵み。きょうはショットがあまり良くなかったので」と話した。最終ラウンドは後半13番を終えた段階でひとつスコアを落とし、調子が出ないまま優勝争いを終えようとしていたところだった。

なんとか終始好調なパットで、15番、16番と連続バーディを決めた直後にサスペンデッドが決定。同伴選手が16番ホールのプレーを終えていないため記録上は通算9アンダーとなっているが、10アンダーから残り2ホールをプレーする。同組でトップを走るソンはその16番で、12アンダーから3mのパーパットを残すピンチの状況だ。

一方、谷原は大きくため息をついた。通算9アンダーの暫定4位で迎えた最終18番(パー5)のティショットを右サイドのバンカーに入れた直後にホーンを聞いた。

ホールアウトしたかった理由は切実だ。谷原はこの日の深夜便で日本に帰国する予定だった。キャディ、マネージャーの分を含めた飛行機代がパーに。「(チケットを)全部取り直さないといけない。あと15分あれば終わったのに…。アジアですからね…それしかない。ホントに参った」。残された1ホールのスコアで、賞金をわずかでも上乗せしたい。(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)

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