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片山晋呉が4位浮上 連覇の先に目指す「マスターズ」

首位との7打差を追ったムービングデーに大会連覇へ望みをつないだ。国内男子ツアー「カシオワールドオープン」3日目を7位から出た片山晋呉が、6バーディ3ボギーの「69」と伸ばして通算7アンダーの4位に浮上。首位の石川遼と3打差に詰め寄り、「チャンスはある。ビッグスコアを出せれば面白くなると思う」と声を張った。

片山は前週「ダンロップフェニックス」を11位で終え、尾崎将司に次いで史上2人目となる生涯獲得賞金20億円を突破。次の節目となる通算30勝にもあと1勝と迫っており、42歳での達成となれば尾崎直道(47歳161日)を抜いてツアー史上4番目の年少記録となる。

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通算30勝への意識について「それはある。ずっと言ってきたことだからね」と意欲を示しながら、さらにもう1つ。年の瀬も迫ったこの時期にどうしても「意識するよねえ」と話すのは、現在73位にいる世界ランキングのポジションだ。

目標とするのは、今年末の世界ランク50位以内。毎年4月に開催される海外メジャー初戦「マスターズ」の出場権に他ならない。国内ツアーは例年、「マスターズ」の翌週に開幕するため、1~3月に世界ランクを上げることが難しい国内組にとって「年末の世界50位以内」はかなり大きいポジションとなる。

国内ツアーは今大会を含め残り2試合となり、片山は「年内に50位以内はちょっと難しいかな」とみているが、次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の翌週には、出場見込みもあるアジアンツアー「タイゴルフ選手権」がある。「(今週で)6連戦だよ。体がキツイからね…」と出場意向の明言は避けたが、年内もう一段の世界ランク浮上へ、選択肢は残されている状況だ。

また、来年度の国内ツアースケジュールの変更も追い風となりそう。日本ゴルフツアー機構(JGTO)は来季の日程発表に先行して、アジアンツアーとの共催競技「SMBCシンガポールオープン」(1月28日~/シンガポール)と「レオパレス21ミャンマーオープン」(2月4日~/ミャンマー)の開催を発表済み。

シンガポールの試合には現在世界ランク1位のジョーダン・スピース参戦も発表されており、「年内――」を逃しても、マスターズの「前週までの世界ランク50位以内」という出場資格へはわずかながら可能性が高まった状況もある。

2週間前「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した優勝会見で、片山は「ランキングを上げて、このゴルフならもう1回(海外メジャーで)どうなのかな、というのはある」と意欲の再燃を口にしている。マスターズでは2009年大会の4位が今もなお日本人最高位(2001年の伊沢利光も4位)として残っている。今大会の連覇はオーガスタ再訪へ最高の布石となる。(高知県芸西村/塚田達也)

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