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復帰から逆転シードを狙う平塚哲二 生涯賞金資格の行使は?

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」は26日、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕。9月「ANAオープン」で左ひじの故障から約1年ぶりに復帰した平塚哲二が5バーディ「67」をマークし、5アンダー首位に立つ好スタートを切った。

平塚は昨年10月「トップ杯東海クラシック」の第1ラウンド途中に左ひじ痛のため棄権し、ツアーを離脱。今年2月の手術を経て、特別保障制度(公傷)によりツアー復帰した。

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「(左ひじに)張りは出るけど、もう痛みはない」としながらもフルスイングは封印。その中でも「今は力まず、リズムだけ。それが今回は上手くいった」と、2014年「関西オープン」以来となる首位にご満悦だ。10月以降は原因不明の目まいにも悩まされたが、「最近はちょっとマシになった」と心身の充実を取り戻しつつある。

とはいえ、今週が最後のチャンスとなる来季シード権争い(第1シード/賞金ランク60位、第2シード/同75位)では窮地にいる。復帰から7試合で稼いだ賞金は約253万円に留まり、賞金ランクは120位に低迷。シードが得られる78位(出場義務試合数に満たない3選手を除くため)以内に入るには今週7,017,749円以上の加算、順位にして単独6位以上が最低条件となる。

例えシードを逃したとしても、平塚は翌シーズン出場へ1度だけ行使できる『生涯獲得賞金ランキング25位以内』の資格を持つ(平塚は同24位)が、「そんなことは考えないでいいように、今週でバシッと上位に行って(来季シードを)決めたいです」と豪語した。(高知県芸西村/塚田達也)

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