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松山英樹は連覇届かず 2日連続のイーグルフィニッシュも「パットに苦しんだ」

連覇への距離はわずかだったはずだ。宮崎県のフェニックスカントリークラブで行われた「ダンロップフェニックストーナメント」最終日。今季国内ツアー2試合目の出場となった松山英樹は2日連続で最終18番(パー5)をイーグルとするなど「67」(パー71)。優勝した宮里優作に2打差の通算12アンダー2位タイで4日間の戦いを終えた。

最後の最後まで、あがきつづけた。その姿勢が再び大声援を呼んだ。3日目よりも長い、241ydを残した18番ホールの第2打。松山は、前日握ったUTから番手を下げた。渾身で振り抜いたのは4I。グリーン左奥に切られたカップに対し、バネ仕掛けのようなダイナミックなスイングから放たれたボールは、ピン手前から転がってピンそば2.5mについた。

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「ティに上がったら(宮里が)14アンダーになっていた。ちょっと厳しいかなと思ったんですけど、イーグルならプレッシャーをかけられるかと思った。4Iの方が、ボールが転がるし、ドローのイメージも出やすい。UTよりは自信を持って打てた。完璧でした」。高揚から来るアドレナリンも計算したスーパーショット。ラインも読み切って、2位タイフィニッシュを決めた。

「4日間とも、同じように終わってしまった」。前年に続き毎日アンダーパーを記録しながら、グリーンで泣いた。4日間の平均パットは全体29位。この日も序盤2番、3番(パー3)とバンカーショット直後の2m以内を外し、連続ボギーでつまずいた。

「自分の中では良くなかったけれど、この狭いコースで、ショットでカバーできたと思う」。第1打の飛距離と精度を示すトータルドライビング部門、パーオン率はいずれもトップだっただけに「パッティングで苦しんだ。そこを早く良くしないと来年も苦しむ。しっかり練習したい。いいパットをしても、入らないと仕方ない。ミスパットをしないようにして、あとはラインだけの勝負にしたい」と課題はより鮮明になった。

次週をオフとして、翌週にはバハマで行われるタイガー・ウッズ主催のツアー外競技「ヒーロー・ワールドチャレンジ」に2年連続出場。2015年最後の戦いに臨む。

悪天候の最終日にコースに来場したのは6237人。憧れの眼差しを送り続けた、こどもたちへのメッセージがこれだ。「僕のショットは見習っても、パターは見習ってほしくないな」。自虐的なエールに、悔しさがあふれ出た。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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2015年 ダンロップフェニックストーナメント

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