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松山、石川不在の日本オープン…スコット「彼らを連れてくる」と公約

昨年に続き、2年連続で国内男子メジャー「日本オープン」出場を果たすアダム・スコット(オーストラリア)が、会場となる六甲国際GCでのプロアマ戦後にジュニアゴルファーとの交流会に参加した。「もちろん試合には勝ちたいけど、それ以上にこの国でもっとゴルフへの注目を高めることが僕のゴール」という信念のもと、自身の考えや経験を請われるままに若者たちへと伝授した。

「ナショナルオープンはどの国にとっても重要な試合。自分も2009年にオーストラリアン・オープンを勝つことができて、とても光栄な気持ちだったし、誇りに思っている」というスコット。今週は「彼と同じキャディは2人といない」と信頼を置くスティーブ・ウィリアムスを帯同し、万全の準備で日本へと乗り込んできた。

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今年2月に娘が誕生し、現在35歳となったスコット。自身のキャリアを追い求めて突き進んできた青年時代に比べると、“ナショナルオープン”の意義について考察する余裕も出てきたのか、記者会見では微笑みながらこんなエピソードを披露した。

「自分が23歳(2004年)のとき、オーストラリアン・オープンをプレーしなかったことがある。その年はタイガー・ウッズアニカ・ソレンスタムフレッド・カプルスとの4人でスキンズゲームに出たんだけど、いま振り返るとそれは失敗だったと思う」

今週のフィールドには、日本のトッププレーヤーである松山英樹石川遼岩田寛がいない。「ヒデキもリョウもとてもよい友達だし、彼らについて何も悪いことは言いたくない。でも、僕から彼らへのメッセージは、この試合をプレーすることが日本のゴルフ界の未来へ与えるインパクトを理解して、将来的にこの試合をプレーすることが大切だと感じてもらいたいということだ。若いときは、自分が決めたことをやりたがるものだけど、それがいつもベストの選択とは限らないから」。

自身が松山や石川らの出場試合を指図したり、批判したりする立場でないことは重々承知。スコットが語ったのは、あくまで経験に基づくアドバイスだ。彼らの考えを同じプレーヤーとして尊重していることも強調した上で、「僕の次のミッションは、彼らをこの試合に出すことだね!」と、日本のゴルフファンへの“公約”も掲げた。

プレーヤーの先輩として、あえて失敗談を笑顔で語ってみせたスコット。来年以降の「日本オープン」が今から楽しみだ。(兵庫県神戸市/今岡涼太)

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