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スーパーシニア室田淳 50代最後の日

首位と4打差で最終日を迎える室田淳。有終 首位と4打差で最終日を迎える室田淳。有終のフィニッシュで還暦の誕生日を祝えるか

大会最終日の26日(日)に還暦の誕生日を迎える59歳が、優勝争いへの望みをつないだ。国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」3日目。8位から出た室田淳が4バーディ、ノーボギー「68」にまとめ、首位と4打差の通算13アンダー9位で最終日へ。12年ぶりの通算7勝目となれば、2002年「全日空オープン」で尾崎将司が記録した55歳241日を更新するツアー最年長優勝となる。

そんな期待もどこ吹く風、室田の言葉は後ろ向きだ。「もう若さがないから、そうそうバーディは獲れない。オレのはへなちょこショットだけど、グリーンが軟らかいコースコンディションに助かっている。硬くなったらお手上げだよ」。優勝の2文字も、その口から出ることはない。「明日は爆発した人が勝つでしょ。オレじゃないよ」と、サバサバと続けた。

その時だった。「おい60(歳)!コノヤロー!」。場違いの声に取材陣が振り向くと、大会解説の青木功が満面の笑みで歩み寄ってくる。「うめーなあ、オメーは。大したもんだよ!」と室田に握手を求め、「明日は『60』を出せ!明日60歳でエージシュートなんて最高だろう。オレは望むよ」。それまでネガティブな言葉が続いていた室田も、思わず反射的に答えた。「はい、努力します!」。

青木からも熱烈な鼓舞が贈られた。この日のスタートホールでも“還暦”の2文字がコールされた。それでも、60歳という年齢に対する室田の印象は、とても冷めたものであることも確かだ。「還暦なんて恥ずかしいだけだよ。レギュラーも終わる時期という寂しさや悲しさもある」。

しかし、今なおレギュラーツアーで健闘するスーパーシニアの姿に勇気や元気をもらっている人たちも多いのでは?「それはあると思う」と室田は即答した。「ゴルフというスポーツの良い所でもあるし、声をかけられることも多い。今週も、東北で被災した人たちに勇気を与えられれば最高だね。喜びと悲しみを分かち合えればいい」。

今の室田だけにできること。青木の言葉には、そんな思いがこめられていたのかもしれない。(福島県西郷村/塚田達也)


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