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小田孔明が急加速!「全英」仕様のウェッジからイーグル奪取

国内男子ツアーの新規競技「ミュゼプラチナムオープン」3日目。28位から出た小田孔明が1イーグル、7バーディ、1ボギー、自己ベストを1打更新する「63」でプレーし、首位と6打差の通算13アンダー8位に浮上した。初日101位の出遅れから2日目「65」で弾みをつけると、ムービングデーに上位争いに飛び込んだ。

次週に海外メジャー「全英オープン」を控え、周囲では今週の欠場を勧める声も多かったというが、「最初(新規)の試合だから出たかったし、全英に向けて調整もしたかった」と出場を決めた1戦。初日こそショットのつかまり過ぎにより出遅れたが、「フェースを開いてフェード気味に打つようにしてから良くなった」という2日目からフェアウェイキープ率が格段にアップ。「全英を前に良い感じになってきた」と、手応え十分のラウンドを振り返った。

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クラブにも「全英」を見据えた細かな調整を加えているが、そのうちの1本がこの日のハイライトシーンを生んだ。後半10番のパー4、残り108ydの2打目。前週から使用する52度のウェッジで打ったボールはピン奥にキャリーし、バックスピンで3ydほど戻してカップイン。「狙い通り、完璧だった」という1打でイーグルをもぎとった。

これまでは51度のウェッジを差していたが「飛びすぎていた」と、射程距離である100ydから110ydの精度に苦戦。52度に差し替えたことで、イメージと距離がピタリと合うようになった。ソールには、硬い地面に弾かれにくい形状に削られた「全英」対策も施されている。

「逆転優勝は難しいかもしれないけど、全英に向けてショットを1つ1つ戻していきたい」と最終日を見据えた。

ところで、小田の過去8勝のうち、逆転優勝は2014年「関西オープン」の1度だけ。この時は4打差を引っ繰り返して通算7勝目を手にしている。(兵庫県三木市/塚田達也)

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2015年 ミュゼプラチナムオープンゴルフトーナメント



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