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池田勇太 大会3連覇のジャンボ尾崎に「近づきたい」

2014/11/21 18:12

フェニックスCCの最終18番グリーン上で、池田勇太は落ち着かなかった。「先、やらねえか?」と話す相手は同組の竹谷佳孝。「ダンロップフェニックストーナメント」2日目。17番までに5バーディ(ノーボギー)とスコアを伸ばし、最終ホールはフェアウェイから234yの第2打を2UTでピン奥2.5mのイーグルチャンスにつけていた。

だが、グリーン左に曲げた同組のゴンサロ・フェルナンデスカスターニョ(スペイン)が、松の木の後ろから、穴掘り動物の巣穴からの救済を受けようと競技委員を呼んで時間を使い、さらに松の木に当てて後ろに戻ると、そこからバンカーに入れ、5打目にしてグリーンオン。「早く打ちたかったんだけど…」と、その後にようやく放った池田自身のイーグルパットは、カップの底をたたかなかった。

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それでも、2010年大会のチャンピオンが、この日はノーボギーの「65」(パー71)で首位と2打差の4位タイに浮上した。「そんなに調子がものすごく良いわけじゃないけど、ショットもパットも今日は良い感じで18ホール回れた」と、この2日間には及第点を与えたが、「明日、自分がどういうゴルフが出来るか期待したい」と、見据えるのは2日後だ。

今大会は池田の憧れる尾崎将司が、1994年から3連覇を成し遂げている。「そこに近づきたいという気持ちはある。そのためには、ここで優勝するのは必要なこと」。優勝賞金は4000万円。その先には、賞金レーストップの小田孔明を5146万円差で追いかける逆転賞金王も見えてくる。

「勝たなきゃ話にならないな」。確かに、話はそれからだ。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)

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2014年 ダンロップフェニックストーナメント



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