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石川遼は2ダボで沈黙 ギリギリで予選通過

静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催されている国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」。初日1オーバー40位と出遅れた石川遼は2日目、2バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの「75」と後退し、通算4オーバー60位と予選カットライン上で決勝ラウンドに進んだ。

アマチュア時代の2007年から出場し過去2勝。抜群の相性を誇ってきたコースでの不本意なプレーに、石川は「ここは自分にとってラッキーなコース。自分が一番運があるんじゃないかと思うくらい、ついているコースだったけれど、今年は試練をいただいている感じ」と、ため息をついた。

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スタートの1番でティショットを狙いよりもわずかに左に曲げると、ボールは木の真後ろへ。セカンドで前に進められず、3打目でようやくグリーン右奥のカラーに置いた。ここからパターで3打掛かり、ダブルボギーで発進。挽回のチャンスがあった3番(パー5)で第2打がバンカーにギリギリ入らず、難しいアプローチを強いられてバーディを奪えなかった。

打ち下ろしの4番(パー3)では「6Iと7Iで迷って、7Iで打った。ドロー目でと思ったのが、あそこまで曲げるミスをするとは思わなかった」と第1打をグリーン手前の池に落とし、再びダブルボギー。後半インでは14番で7mのフックラインを沈めてバーディを奪うなどスコアを2つ伸ばしたが、単独首位の藤田寛之とは12打差で週末に臨む。

大きなミスは2つのダボのティショットだけという石川。「自分の力はどこまでなのか、というところへのトライになる。ビッグスコアを目指してやる」。同じ富士山麓の秋の「フジサンケイクラシック」でも好相性を示してきた。日本一の頂に宿る神様をもう一度振り返らせることができるか。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2014年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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