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水害に負けず!輪厚コースは回復し難度アップ

今月11日(木)、記録的な豪雨で70万人に避難勧告が出た北海道札幌市。今週の「ANAオープン」が開催される札幌GC輪厚コース(北広島市)も、バンカー内の砂が大量に流されるなど大きなダメージを受けた。

一週間後の18日(木)に開幕する今大会にむけた復旧作業は急ピッチで行われ、コース内の水ははけ、バンカーには新たな砂を追加した。完全に水没していたグリーンもスティンプメーターで計測したボールの転がる速度は11~12フィートまで回復。コンパクション(硬さ)は24と例年レベルの状態に仕上げられた。

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その輪厚コースが今年は新たな顔を見せた。両サイドのラフがフェアウェイ側にせり出した波紋状に仕上げられた。従来のストレートなフェアウェイラインから一変したことで、実質のフェウェイ幅は狭くなり難度が増すことになりそうだ。

写真は1番ホールのティグラウンドからグリーン方向をとらえたもので、フェアウェイ右サイドの境界線が左右に波打っているのが確認できる。従来の境界線よりもラフがところによって内側に食い込んでいるため、ぎりぎりに飛んだボールはラフに捕まる確率が上がる。

「視覚的にも難しくなっているし、左右にブレたらラフに止まるかフェアウェイに行くかは運しかない。ラフに捕まった時は落胆が大きい」とは、この日プロアマ戦でラウンドした武藤俊憲山下和宏ら。対照的に2010年大会を制した池田勇太は「毎年同じコースでやってきたし、コース側が少し手を加えるというのは良い。スコアの伸ばし合いじゃなくて、戦略性が高まるのは面白いと思う」と、まったく気にならない様子だ。

ベント芝が密集したラフは、100ミリ程度と例年より少し短めとはなっているが、フェアウェイとラフとでは2打目の条件が大きく異なる。昨年、小田孔明の優勝スコアが通算15アンダー“273”。一昨年の藤田寛之が通算16アンダー“272”。「今年はそこまで伸びないのでは?」という印象を持つ選手が多い。

日本を代表するコース設計家の1人、井上誠一氏の手で昭和33年に開場した北の名門コースが、装いを新たに日本ツアーのトッププロたちを迎え入れる。(北海道北広島市/本橋英治)

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