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怒涛の9バーディ!細川和彦 活きた下部ツアーの経験

若手、中堅選手たちの名前が上位にひしめいた「ダンロップ・スリクソン福島オープン」最終日のリーダーボードを、43歳の細川和彦が駆け上がった。9バーディ、1ボギーの「64」、この日のベストスコアを叩き出して通算13アンダーの7位タイでフィニッシュを決めた。

5アンダーの35位からのスタートとなった最終ラウンドは、シード権を喪失した後の、屈辱の経験が活きた。「チャレンジトーナメントをプレーしているイメージでできた。(2日間競技の)チャレンジは1日で予選カットになってしまうから、ダメもとでピンを狙って行く。ミスしたら75や76…チャレンジに出場したことで勉強になった」。オーバーパーをたたくのも覚悟して、アグレッシブにグリーンを攻め込み、ビッグスコアに繋げてみせた。

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この新規大会は契約するダンロップスポーツが福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構とともに主催したホストトーナメント。しかし、かねてから知人が福島県にいるという細川は「福島オープン」がツアー外競技だった過去にも出場経験があった。東日本大震災の発生直後は関係者が細川のウエアなどを被災地に運ぶなどして、独自の支援を行った。「小さいスポンサーを集めて、みんなで盛り上げていけて良かったと思う」

賞金ランクは94位と依然、シード復帰へ厳しい道のりが続くが、8月末の次戦「アールズエバーラスティングKBCオーガスタ」は1995年に初優勝を挙げるなど、相性の良い大会。シーズン中盤戦に強い“夏男”がいよいよ本領発揮だ。(福島県西郷村/桂川洋一)

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2014年 ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント



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