このオフは「ゆっくりスローに」トレーニングに励んでいるという藤田寛之、新シーズンで再起を誓う

2月14日（金）、東京都江東区にある東京ビッグサイトにて「第48回ゴルフフェアジャパン」が開幕。夜半からの記録的な降雪で交通機関が大幅に乱れた15日（土）も、足元の悪い中、熱心な来場者が集まった。

この日、昨シーズンを未勝利で終えた藤田寛之がMUSASHI・タバタブースでトークショーに出演。自身がプロデュースする練習器具や、試合中に愛用するスポーツドリンクをPRした。

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2008年から5年間、年間1勝以上の勝ち星を積み上げてきた藤田だが、昨年は未勝利に終わり、賞金ランクも25位と13年ぶりに20位を割り込んだ。出場した海外メジャー4戦もすべて予選落ちを喫するなど、その屈辱に唇を噛んだ。

「結果を出したいという気持ちが強く出てしまった。（今年は）そういう気持ちを引っ込めて自分のゴルフを作っていく時だと思う」。

先週までハワイでチーム芹澤のキャンプをこなした藤田は、残す開幕までは所属の葛城GCを拠点とし、走り込みを中心をとした下半身強化のトレーニングとラウンドを重点的に行う予定。

例年以上にリラックスできたというこのオフは、「壁にぶち当たって、もう一度自身を見つめ直す有意義な時間だった」と気持ちを新たにするとともに、「応援してくれる方々に恩返ししたい」と再起を誓った。

15年間連れ添ったキャディの梅原敦さんとは昨シーズンでチームを解消。現段階で次期キャディは未定だが、3月26日（木）に開幕する「インドネシアPGA選手権」で国内男子ツアーの新シーズン開幕を迎える。