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連覇へ!有言実行で首位に浮上したL.ドナルド

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」を連覇した選手はラリー・マイズ(1989-90年)、尾崎将司(94-96年)、タイガー・ウッズ(2004-05年)の3人しかいない。今年は4人目の記録達成を狙い、ルーク・ドナルドが再来日して出場している。

大会初日は2ボギーと奮わず35位となったが、そのラウンド後に「明日は5アンダーを目指す」と宣言。2日目のこの日は、その通り、6バーディ1ボギーの5アンダーでラウンドし、一気に通算3アンダーの首位タイに浮上してきた。

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「昨日コメントしたのは最終日、優勝争いに加わるために必要な5アンダーだった。昨日よりも風は強かったが、ショートアイアンの調子が良く、パットにプレッシャーがかからなかった」。

初日もショットは問題ないと話していたが、この日も決してすべてがピンに絡むショットだったわけではない。強いて言えば、初日と2日目とではパッティングの精度が大きく変わっていた。パット数は31から29と2つしか変わらないが、グリーンスピードに慣れてタッチが合い始めたせいか、決めるべきところできっちりと勝負強く決めて、観衆を酔わせた。

たったの1日で遅れを取り戻したことで表情も柔らかい。「去年優勝しているので、自分としては楽に考えることができる。去年も同じようなポジションでプレーしたので、今年も最終日に優勝争いができるようにしたい」。昨年は首位タイで初日を終え、2日目には2位に4打差の単独首位へ。そして、そのまま首位を明け渡すことなく栄冠をつかんだ。

決勝ラウンドに向けて「今日と同じことを残り2日間続けるだけ」と言い切るドナルド。勝ち方を知っている元世界ランキング1位の男が、昨年よりも1日遅れで指定席の座にたどり着いた。(宮崎県宮崎市/本橋英治)

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