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片岡大育 日本&アジアの両シード権獲得へ前進

片岡大育が、シーズン中盤にして来季のシード権獲得を確定的なものにした。北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催された国内男子ツアー「ANAオープン」を通算10アンダーの4位タイでフィニッシュ。獲得賞金を1637万円9678円(31位)まで積み上げた。

初日8位から4日間、ひとケタ順位をキープした片岡。難攻不落の輪厚でも「セオリー通りのゴルフをしていれば大丈夫。まずフェアウェイをキープして、(強引に)いきたくなっても、無理をしない。本当に“普通”を心掛けた」と安定感あるプレーを続けた。最終日は優勝争いにこそ加われなかったが、5バーディ、2ボギーの「69」。4位タイは日本ツアーにおけるキャリア最高位となった。

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近年はアジアンツアーにも参戦。今季は前半戦で2戦連続3位に入る活躍を見せ、こちらの賞金ランクも現在24位と上々。両ツアーのシード権獲得を視界にとらえている。「(今後予定していた)スケジュールはほとんど変わらないと思う。でも、これからは試合を選んでいける。(アジアと)欧州の共催だったり、大きな試合には出ていきたい」。

次週26日(木)開幕の「アジアパシフィック パナソニックオープン」は日本とアジアの共催競技。「パナソニックで優勝すれば、もっとたくさん試合に出られる!」。シード獲得に、主眼を置くゴルフはひとまず卒業。24歳の目標は、階段をひとつ上った。(北海道北広島市/桂川洋一)

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